自己注射を安全に、効果的に続けるためには、特に押さえておきたい2つのポイントがあります。
1.空打ちの実施
「インスリン注射の空打ち」は、省略してはいけない重要なステップです。注射のダイヤルを空打ちで指示されている量に合わせ、針先を上に向けて注入ボタンを押し、針先から薬液が出るのを確認してください。空打ちには下記の理由があります。
- 針が詰まっていないかの確認
- 注入器が壊れていないことの確認
- 注射針の中に入り込んだ空気を追い出し、指示通りの正確な量のインスリンが体に注入されるようにするため
空打ちを怠ると、狙った通りの血糖コントロールができなくなる原因となってしまいますので、糖尿病の治療効果が下がる可能性があります。
2.打ち方のポイント
注射を打つ際は、以下の3点に気を付けることで、痛みを和らげ、皮膚のトラブルを防ぐことができます。
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注射する場所に注意すること
前回打った場所から指1本分(2〜3cm)離して注射をしてください。同じ場所に打っていると、皮膚が硬くなってインスリンボールと呼ばれるしこりができ薬の吸収が悪くなります。お腹を「碁盤の目」や「時計の針」「渦巻」のように見立て、ローテーションしながら位置を変える工夫をしてください。
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注射針は毎回変えること
注射針をつけたままで複数回使い回すと、不衛生であり、針先の変形による痛みや内出血がでたり、カートリッジ内に空気が入り投与量が不正確になる可能性があります。
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まっすぐ刺して、まっすぐ抜くこと
針を斜めに刺したり、抜くときに斜めに引っ張ったりすると、皮膚を傷つけて痛みや内出血の原因となってしまいます。